ウィメンズパークの「助産師の部屋」が 20 日に更新されています。
http://blog.benesse.ne.jp/health/nurse/2013/11/post-9.html
今回は世界の助産師について紹介されています。
日本は少子化になり、出産する女性も減少しています。病院ではベッド稼働率や看護職不足などから、産科の混合病棟が多くなりました。
混合病棟では、助産師が他科の患者さんの看護をしながら、出産で産婦さんが入院されると分娩のお手伝いをしています。もし他科の患者さんが重症あるいは手がかかる患者さんだったりすると、産婦さんのお世話の方が疎かにならざるを得ないこともあると聞きます。でもこれはあってはならないことと考えたいですが、調査をすると事実のようです。入院中のお母さんへのケアも同じです。混合病棟では、産後のお母さんに、十分な指導や支援 (ケア) ができない体制です。
日本看護協会では「産科混合病棟ユニットマネジメント導入の手引き」http://www.nurse.or.jp/home/innaijyosan/oyakudachi.html#000 を出版しています。
本来は産科は単科であるのが望ましいですが、混合病棟でも充実した母子のケアをするために活用してもらいたいと作成したものです。
日本の助産師は看護師免許を持っているので、医療機関によっては看護師としての採用となっているところもあるようです。また実際に他科で看護師勤務となっている助産師 (院内潜在助産師) もいます。私は、助産師は女性の一生に寄り添う職業と思います。どこの科で働いていても「助産師」と分かるようにしてもらうと素敵だなと思うのですが・・・。
少子化の問題には、女性が働きながら子育てできる環境整備は勿論ですが、女性が初めの出産でいかに満足して幸せを感じたかということも関係するのではないかと思います。
出産のイメージが悪ければ、もう一人産もうという気持ちにならないのではないでしょうか。
助産師の役割の一つとして「産婦さんと妊娠期から関わり、安全・安心で満足した出産を支援し、幸せを感じて育児をスタートしてもらこと」があります。これが女性のもう一人産んでもいいかな、産もうかな、という気持ちに繋がっていると思っています。
国の施策として、早急に助産師が専門性を発揮する体制を整えてもらわないと、少子化がもっともっと加速すると思います。

『小さいワンコには癒されますね〜』
マザリーのアンケートで「助産師が側にいてくれて出産を乗り越えられた」「もう一人授かったらまたマザリーで産みたい」など嬉しいお言葉をいただいています。マザリーの助産師は産婦さんに寄り添い、安全・安心、そして満足した出産となるよう支援しています。実際ベテランから新卒までいますので、まだ未熟な助産師もいます。しかし一人一人の産婦さん (お母さん) や赤ちゃん、ご家族に対する真心は、どの助産師も変わりません。みんな自慢の助産師です !