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こそけん所長コラム



new 9: 愛されて生まれてきた

今回は離婚について触れてみたいと思います。
子育てのはなしにどうしてかと思われるかも知れませんが、実は子どもにとっては重大なことです。

夫婦は、必ずしも最後まで添い遂げられるとは限りません。今まで育った環境の違う男女が毎日生活を共にするのですから、何かと意見の食い違いや価値観の相違があるのは当然のことでしょう。
そして場合によっては「離婚」という結末になることもあります。

離婚は、夫婦がそれを選択するのが最良の方法であると決断することですから、それはしょうがないことです。逆に夫婦の愛情がなくなっているのに、その決断がなされないための子どもへの影響も否定できません。これには決断しようにも自活できない女性側の悩みもあるのは事実です。

いつ、どのようなことで夫婦が離婚するとは誰も予期できるものではありません。まして子どもにとって両親が別れるということは、とてもショッキングな出来事です。
自分のせいでそうなったのかもしれない、もっと良い子にしていればこんなことにならなかったのかもと自分を責める子もいるでしょう。物心つかないうちの離婚であれば、両親は離婚していたという事実を知ったときの子どもの心情は計り知れません。
そこで忘れないで欲しいのは、子どもへのアフターケアです。

例えどんな理由で離婚したとしても、赤ちゃんの頃の写真や家族水入らずの写真、生まれたときの両親の感動を言葉にしたもの、ビデオなどなど、捨てないで大切に保管しておいてください。
そしていつか必要な時期、思春期の頃に、生まれたときのはなしをしてあげて欲しいのです。「あなたはお父さんとお母さんに、とても愛されて生まれてきた」という事実、そして今はお互い別れて住んでいるけれど「あなたを愛する気持ちは二人とも変わらない」ということを。

(メディカルアイズに掲載)
http://www.medicals-i.com/columnist/54