マザリー産科婦人科医院は島根県松江市にある産科婦人科医院です。助産師外来や院内助産システムを積極的に行い、妊娠中から出産、産褥までトータルでサポートいたします。気になる事や心配な事などお気軽にご相談ください

こそけん所長コラム



51. ジジ・ババ②

ある経産婦さんのはなしです。
妊婦健診の時はいつも上の子が一緒に来ていて、その子はエコーで赤ちゃんを見るのを楽しみにしていました。予定日が近づいたある日、妊婦健診に上の子が一緒でなかったので 尋ねたところ義父母の家に泊まりに行ったとのことでした。
実は、彼女の実家は県外で夫の実家も自宅から 2 時間くらいかかる 所でした。自分は上の子と離れたくなかったけれども、義父母が手 伝いに来られないから母親と離れる練習に泊まらせるように勧めら れ夫が連れて行ったとのことでした。今のところ良い子でいると言 われているが、このまま離れて過ごすことの不安があるとのことで した。
さて、みなさんはどう思われますか。子どもの立場で考えてみましょう。
母親がいないし環境も変わっているので、最初は珍しいかもしれま せんが、やがて不安で一杯になります。祖父母になだめすかされど うにか過ごし、やっと家に帰ります。するとそこには大好きな母親 のそばには小さな赤ちゃんがいます。祖父母から「お兄ちゃん (お 姉ちゃん) になったのだから良い子にね」などと繰り返し聞かされ ていたとしたら・・・。母親に甘えたい気持ちは・・・。
母親の立場で考えてみましょう。上の子のことを心配しながら頑張って出産を終え、とにかく早く時 間が過ぎてと願い、上の子が帰ってくる日を待っていました。さて帰って来た日、何だか成長した我が子がよそよそしく、おいで と誘ってもなかなか甘えて来ない。どのように接して良いのか不安 です・・・。
祖父母はやれやれ無事に産まれたし、上の子の面倒も見終わって ホッとしたというところでしょうか。
実は、祖父母と同居している場合や毎日行き来しているような場合 でなければ孫と祖父母だけで過ごすことは孫にとってとても負担です。また祖父母も子どものいる生活をしていないと長期間になれば結構 気を遣います。
産前産後は短くても 2 ヶ月以上ですから、お互いに心身共にくたび れてしまいます。- つづくー