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こそけんコラム
41. おむつはぜいたく品 ?!

41. おむつはぜいたく品 ?!

トイレトレーニングによい季節。フィリピンで「バルナバクリニック」(貧しい母子のためのクリニック) を開設し活動する助産師・冨田江里子さんのブログには、フィリピンの“おむつなし育児”について書いてありました。

フィリピンでは数年前まで、ほとんどの子どもがおむつを着けず、常におむつが当ててある子はよほどのお金持ちだったそうです。日本では「おむうを着けないでどうやって育てるの ? 」という声が聞こえてきそうですね。
おむつを当てていない分、母親は赤ちゃんから不快な合図を見逃さないのでしょう。そして赤ちゃんがおしっこを失敗しても周囲は気にとめず、たとえ服に付いても仕方ないと笑って済ましてしまうおおらかさがあるようです。
ところが現在、紙おむつの普及で皮膚病が増え、おむつが取れない子どもが激増しているそうです。
紙おむつは便利ですが、母親の赤ちゃんを観察する能力や、赤ちゃんの不快感を表現する能力を低下させてしまうことがあるのでしょう。
紙おむつを使用しない子どもたちのおむつ外れはとっても早いそうです。

さて、今年の夏にはおむつを卒業させたいな〜と思っているお母さん、失敗してもおおらかに対処してくださいね。
焦ることはありません。
やがて子どもはおむつなしの快適さを覚えてくれますから。