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こそけんコラム
38. おじちゃん・おばちゃんの見守り隊

38. おじちゃん・おばちゃんの見守り隊

最近では、子育ての協力は祖父母に限りません。行政も子育て支援に力を入れています。しかしそれにも限界があります。
では、なぜ行政が子育て支援にかかわらなければならなくなったのでしょうか。

それは時代のさまざまな変化が関係するでしょうが、一番は地域の結びつき、人間関係が希薄になったためだと思います。個人主義といわれて久しくなりますが、他人に無関心を装い、悪いときに「いけない ! 」と叱ってくれる人は少なくなりました。口を出せば生命を脅かされるような怖いニュースも見聞きします。陰で言えても、面と向かって注意することができない世の中になってしまっています。このような大人 (親) の対応や人間関係が、子どもの人間関係の形成にとても影響を及ぼしているのではないかと思います。

今、子育て中の親にも、子どもにも、地域のおじちゃん・おばちゃんの言葉掛けが一番必要なのではないでしょうか。
子育てを一段落したおじちゃん・おばちゃん、子育て中の親へ積極的に言葉掛けしませんか。
最初は嫌な顔、意外な顔をする人もいるでしょう。それは今までに経験したことがない場合の当たり前の反応だと、大目に見てあげてください。繰り返すうちに心が和らぎ、優しい顔のお母さん・お父さんに変化するはずです。そしてそれが子どもにもよい影響を与えると思います。

未来を担う大切な子どもを育てている親を地域で支えましょう。
まず、今日であった子連れのお母さんへ「こんにちは」と笑顔で声を掛けることから始めませんか。
おじちゃん・おばちゃんの子育て見守り隊を結成しましょう。