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こそけんコラム

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10. 育児環境の大切さ

20 年近く前に、カナダ・アメリカの家族が里親となり、ルーマニアの子どもを育てている番組を 見たことがあります。
ルーマニアでは子どもを育てられない親が、幼い子どもを孤児院に預けているのですが、内戦状態で あったため預けられた施設の環境は悲惨でした。歩かない乳児は布にくるまれベッドに並べられ、歩ける子どもは下半身を出したままで汚物を垂れ流しという、ほとんど保育とはいえない状態が何年 も続いていたようです。
里親の下に引き取られたとき、子どもたちはすでに 6 歳を過ぎていましたが、言葉を話せない、自分で トイレも行けない状態だったのです。悲しいかな、大人が手をかけて育てなければならない乳幼児期に、このようにネグレクト (育児放棄) された環境に長く置かれた子どもは、発達遅れになるという実例でした。子どもたちは里親の愛情を受け、少しずつ発達をしているというのが救いですが、遅れがどのくらい 取り戻せるのかは分かりません。
「三つ児の魂百まで」といいますが、子どもの発達は乳幼児期の育児環境が大いに関係するということ をよく知って育児にかかわることが大切です。
これは母親だけでなく父親や祖父母、保育所の保育士 さん、そして育児支援をしている地域の皆さん、すべての人に知っていてほしいと思います。日本では戦争はありませんが、ネグレクトは存在しています。親が未熟なためのネグレクトもあり ます。しかし「育児」の「育む (はぐくむ)」なしに早期教育に夢中になる親も、ネグレクトといえる のではないでしょうか。
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