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こそけんコラム

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44. 産科の現状①

今回は子育て以前の問題をみなさんに知っていただきたいと思います。
島根県では隠岐病院問題が昨年より話題になっています。しかしこれは 今に始まった問題ではありません。隠岐の島前は随分前から島内では出 産できませんでした。
また石見地域では陸続きとはいえ分娩のできる施 設が減り、妊婦健診への通院時間・入院までの不安な時間がかかるよう になり大変なのです。
これは島根県だけのことではありません。日本全体が産科医師不足で 少子化どころの問題ではないのです。

島根県では、出雲地域は今のところ現状が維持できているので、関係 者以外の人は呑気に構えているようですが、実は危機的状況なのです。対策を考えることも難しいのです。何しろ若い産科医師がいないのです から・・・。
この先 10 年後、いったい産科はどうなっているのでしょ うか。高度成長期以前は、地域に助産師 (助産婦、戦前は産婆) が一人くら いいました。正常な分娩は自宅や助産所で助産師の力で行っていたので す。しかし場合によっては正常が急変し医療が間に合わない状況もあっ たのです。つまり周産期死亡率が今より高く、現在では救命できたであ ろう産婦や新生児が命を落とすこともあったのです。
今のように安心、安全な分娩の維持は施設分娩でいつでも医療が間に 合うような体制になったからと言えます。(不必要な医療行為での問題 や事件はありますが、これは今回のこととは別問題です。) 今後、この ままの状況では周産期死亡率の逆戻り現象は否めないと感じます。
みな さん、本気で産科医師不足問題を考えてください。これは他人事ではな いのです。
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