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こそけんコラム
24. 性の健康④ 〜思春期の性の健康教育で一番大切なこと〜

24. 性の健康④ 〜思春期の性の健康教育で一番大切なこと〜

1. 我が子に朝食をしっかり食べさせる。お弁当がいるときは必ず持たせる。
2. 食事中に小言は言わない。毎日楽しく食卓を囲む。言いたいことは食後に意見をする。親子の意見が対立するときは「聞く」「伝える」から「解決策」を見いだす。
3. 親が今の生活をしっかり楽しむ。子どもにばかりお金をかけず、親が自分自身のためにお金を使う。
4. 家でのきまりをきちんと守らせる。他の家ときまりが違っていても我が家はこうなんだと信念をもって貫く。
5. 子どもへの愛情メッセージを送り続ける。(タッチング)
思春期は自分の存在感を確認すると言われています。
親との考えの違いや、将来への期待と不安、友達関係の悩みなど、心の不安定がある上に、家にいると親が干渉してうるさい、または逆に放任 (良い意味での放任ではなく放ったらかし) という状態だったらどうでしょう。子どもは家での居場所をなくしてしまいます。
家での存在感をなくした子どもは、誰にも認められず将来の夢も希望も無く、何となく生きている。これでは優しくしてくれる人に誘惑されたり、喫煙や飲酒、さらに薬物への誘惑にふらっと負けてしまうのは当然とも言えるのです。
子どもを守ることは大人の責任です。周囲の大人 (特に親) の対応の仕方によって防ぐことができるはずです。
子どもは大人が守り、大人になると楽しいことがたくさんある、夢も希望もある、ということを身近な大人が示すことが、性の健康教育の根本にあると思います。親の生き生きとした姿を見れば、子どもは将来の希望と夢を見いだし、自分自身で自分を守ることのできる素敵な大人に育って (巣立って) いくことでしょう。上の 5 項目、ちょっと考えてみてください。
子研では学校への出張講演をしていますが、個人相談、少人数での勉強会 (親向け、子供向け) も要望があればいたします。お問い合わせください。