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こそけんコラム
23. 性の健康③ 〜二次成長期のころ〜

23. 性の健康③ 〜二次成長期のころ〜

11 歳頃から 16 歳頃の子どもたちには身体に大きな変化が現れます。これが二次性徴期です。
みなさんも覚えがあると思いますが、とても個人差があることや、身体だけでなく心の成長にとても大切な頃であるということは周知のことでしょう。
精神的に大人になる前の心のアンバランスから、自分の身体のことに限らずいろいろと悩んだりするのもこの時期の特徴です。
この時期の性についての健康教育は、学校だけではなく親または先輩の役割が重要になってきます。
一人一人成長が違います。何年生でこれを教えれば大丈夫というものではありませんから、すべて学校で教えてもらうというには無理があります。
今、我が子が二次性徴期という親たちは、性について自分の親あるいは先生からきちんと話を聞いたという記憶のある方はほとんど無いと言えるでしょう。知識のない親が子どもたちに教えることはできません。また「性については自然に知ることだ」「年頃になったら何となく分かるようになる」「教える必要なんてないんだ」などと思っている方もおられるかもしれませんね。
では何故いま性の健康教育が必要なのでしょうか。
それを理解するために、実は親が世の中の状況を知るということが必要です。私たちは子どもたちに性の健康、心と身体の健康をいろいろな場でお話していますが、それと同時に親に向けて性の健康教育をしていかなければならないと感じています。是非、性についてタブー視しないで、自分のこと、パートナーのこと、子どもの将来のことを真剣に考えてみてください。
子研では学校への出張講演をしていますが、個人相談、少人数での勉強会 (親向け、子供向け) も要望があればいたします。お問い合わせください。