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こそけんコラム
22. 性の健康② 〜プライベートゾーン〜

22. 性の健康② 〜プライベートゾーン〜

さて、みなさんは「プライベートゾーン」をご存じですか ?
おそらくお子さんが小学校の性教育授業で耳にする言葉だと思います。しかし、小学校では少し遅いと思うので、小さいお子さんのおかあさんたちも知っておいてください。
プライベートゾーンとは「自分だけの場所」という意味で、具体的には水着で隠れる部分をプライベートゾーンと言います。プライベートゾーンは、他人に見せたり触らせたり、また見せろとか触らせろと強制させることもしてはいけない所です。これを 3 歳くらいから教えてあげましょう。教えるとなると難しいですね。お勉強ではありませんから、生活の中で「そこは大切なところ」と理解できるように工夫して欲しいのです。
その前に、プライベートゾーンの胸、陰部、お尻などをそれぞれどう呼びますか。胸は「おっぱい」男の子のペニスは「おちんちん」と簡単に言えますが、女の子の外性器 (ワギナ) は何と呼びますか ?
ペニスとワギナでは呼びにくいですよね。これについてはおもしろいサイトを見つけましたので見てみてください (http://www.aishiatterukai.com/)。
私は男女とも「おちんちん」派です。方言もあるようですが、「ここ」「あそこ」などと言わないで、呼びやすくてかわいい名前を付けて呼びましょう。そしてお風呂に入ったときに「おちんちんは自分できれいに洗うのよ」と洗わせるようにします。徐々におかあさんもおとうさんも触らないようにしていくのです。つまり自然なかたちで自己管理して大切にするところだと理解させるのです。
それにはもう一つ大切なことがあります。
親も大切な所という自覚を持つことです。よく裸で家の中をウロウロするおとうさんがいると聞きますので、おとうさんもお風呂の時以外はパンツをちゃんとはいてくださいね。
プライベートゾーンを「見せろ」「触らせろ」と言われたら「イヤ ! 」「ヤメテ ! 」と言っていいこと、また「見ろ」「触れ」と言われても「イヤ ! 」「ヤメテ ! 」と言っていいことを教える、そのスタートは家庭です。