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こそけんコラム
20. 性について

20. 性について

今回から、少しずつ性の話をしていきたいと思います。
子育てには性が必ず関わってきます。産まれてくる子どもは夫婦の性の営み (Sex) の結果ですね。そして子どもは成長し性に興味を持つようになり、最終的にはパートナーと出会い、やがて親となります。
大昔は母親が嫁ぐ娘に夫婦生活について話してやっていたと聞きます。
時代は大きく変わり今はどうでしょう。性情報の氾濫、性の売買、異常な性行動、性行為の低年齢化、性感染症の急増加など、深刻な社会問題となっています。この性の問題に取り組んでいる私たちは「ニワトリが先か卵が先か・・・」どこから意識を変えて行くか本当に悩みます。でものんびり悩んでいる時間はないのです。
学校でも性教育 (性の健康教育) が定着してきていますが、子どもの成長は個人差がありますので、子ども自身が理解する時期にピッタリはまったらしっかり吸収できますが、何年生にどんな話をすると良いということにはなりません。従って学校に頼るのなら、繰り返し話をしてもらうことが必要です。しかし学校は週休 2 日となってから授業数をこなすことさえも大変になりました。性の事に限らず、もう学校任せは止める時代なのでしょうか。
さて、いっしょに子育て研究所では、性のお話を少人数でもご要望があればしています。親だけではなく思春期の子どもたちにもしますので、お問い合わせください。また個人的な悩みのご相談もいたします。メールでもどうぞ。
子育て中のおかあさん、自分の子どもは小さいからまだ考えなくてもいいわ、なんて思わないでください。日本の現状を知りましょう。
性については貴方自身、貴方とパートナーにも関わる話なのですから。